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🍎子どものスキンケア

健康な肌を守るために

子どもの肌は大人に比べて皮脂の分泌が少なく、皮膚が薄くて水分の蒸発を抑える機能も未熟なため、とても乾燥しやすい状態です。また、汗や排泄物などの刺激によりトラブルを起こしやすいという特徴もあります。皮膚を清潔にすること、適切な保湿剤を正しく使って乾燥を防ぐことで健康な肌を保つことができます。

子どものからだの正しい洗い方

ポイント1:たっぷりの泡で

石鹸をしっかり泡立てて、たっぷりモコモコの泡を作ります。少ない泡で洗うと皮膚への刺激となってしまい、汚れも十分落とせません。泡で出てくるポンプ式のものも便利です。石鹼やボディソープは添加物の少ないものを選びましょう。

ポイント2:やさしく洗う

タオルなどでごしごし洗うと皮膚に刺激を与えてしまいます。たっぷりの泡を使い、素手でやさしく洗いましょう。

ポイント3:洗いにくいところも忘れずに

首やわきの下、足の付け根など皮膚が重なっているところは洗い忘れが多くなりがちです。しわを伸ばしてすみずみまで洗いましょう。
顔も石鹸で洗って大丈夫です。おでこや鼻などは皮脂の分泌が多く、口周りもよだれや食べ物などで皮膚トラブルを起こしやすい場所です。忘れずしっかり洗ってあげましょう。
陰部も排泄物の刺激でトラブルになりやすいです。おしりは肛門周囲や皮膚の重なっているところも丁寧に洗います。
男の子はおちんちんや陰嚢の裏、女の子はお股の間も忘れず洗いましょう。

ポイント4:しっかり洗い流す

泡が皮膚に残らないよう十分洗い流します。洗うときと同様、関節部分など皮膚の重なっているところもしっかり流しましょう。

ポイント5:おさえ拭きしてすぐ保湿

入浴後は、タオルでポンポンと押さえるようにしてやさしく水分を拭き取ります。その後、できるだけすぐに(5分以内が理想的です)全身を保湿しましょう。

正しい塗り薬の使い方

①   保湿剤の塗り方

ヒルドイド(後発品:ヘパリン類似物質)は代表的な保湿剤です。さらっとした塗りやすいローションタイプや保湿力の高い軟膏タイプなどさまざまな材形があります。塗りやすさや季節、肌の状態に合わせて選ぶとよいでしょう。1日に数回、朝の着替えや入浴後などのタイミングで全身にたっぷり(塗った後に肌がテカテカしてティッシュが貼りつくくらい)塗るのが基本です。軟膏やクリームなら大人の人差し指の先から第一関節までの量(1FTU)、ローションなら1円玉大の量が約0.5gに相当し、大人の手のひら2枚分の面積に塗るのに適量です。保湿剤は強くすりこまず、やさしく広げるように塗りましょう。

②   ステロイドの塗り方

ステロイドは皮膚の炎症が強いところ(赤みがある、ガサガサしている、発疹があるなど)に使います。とてもよく効くお薬なので、しばらく塗っていると炎症が落ち着いてきます。ここで大切なことは、よくなったからといってすぐにステロイドを塗るのをやめてしまわないことです。皮膚は何層にも重なっているので、表面の炎症が落ち着いてきても皮膚の下ではまだ炎症がくすぶっている状態です。短期間でステロイドを中止してしまうと、すぐにまたぶり返してしまい、結果的になかなか治らずだらだらと長期間ステロイドを使用することになってしまいます。炎症が強いときは1日に数回塗り、肌の状態が落ち着いてきたら入浴後などに1日1回塗るようにします。しばらく毎日塗り続け、炎症のないつるつるの肌になったら、1日おき、3日おき、週に1回というように少しずつステロイドを塗る頻度を減らしていきます。(これをプロアクティブ療法といいます) ステロイドを塗らない日も、保湿剤は毎日続けるようにしましょう。

ステロイドを塗るときのポイント

・すりこまず、患部にお薬をのせるようにしてやさしく塗り広げます。
・大人の人差し指の先から第一関節まで出した量(1FTU=約0.5g)で大人の手のひら2枚分の面積に塗れます。
 塗った後、肌がテカテカ光るくらい薄く均一に塗りましょう。
・保湿剤を併用するときは、患部に直接作用するようにステロイドを先に塗ります。
・肌の状態が落ち着いてもすぐに中断せず、少しずつゆっくりと塗る回数や頻度を減らしていきましょう。

 

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